年末といえばコミケと期末試験、というわけで筑波大学情報学群の情報社会と法制度の期末想定問題を勉強がてら作ったので置いておきます。
2016年秋学期実績:全63問中22問的中!
第1問法律が制定された目的や、社会的背景事情などから裁判所が示した法解釈をなんというか
→判例法。法律ではないが、同等に機能する。最高裁が示したものを判例、それ以外を裁判例と呼ぶ。#法制度想定問題— だいてつ(ほしぞら) (@hoshizora1997) December 26, 2016
第2問 事業者Aは事前の同意がないのに広告メールを送信した。この行為は電子メール適正化法の「送信者は,事前に同意がなければ特定電⼦メールを送信してはならない」に違反するが、その認定に「条文解釈」は必要となるか。
→不要。#法制度想定問題— だいてつ(ほしぞら) (@hoshizora1997) December 26, 2016
第3問 事業者Aは広告メールを送信した。この行為を電子メール適正化法第三条「送信者は,事前に同意がなければ特定電⼦メールを送信してはならない」に違反するとするためには何が必要となるか。
→事前の同意がなかったことを「事実認定」により確定させる必要がある。#法制度想定問題— だいてつ(ほしぞら) (@hoshizora1997) December 26, 2016
第4問 条文解釈の手法について、条文の言葉の意味から解釈すること、それで意味が定まらないときに法の目的から解釈することをそれぞれなんというか。
→文理解釈、目的論的解釈。
なお、目的論的解釈では、立法者目線、法律面で考える「立法者意思説」と「法律意思」がある。#法制度想定問題— だいてつ(ほしぞら) (@hoshizora1997) December 26, 2016
第5問「 1毀損行為が公共の利害に関する事実に係ると認める場合には、これを罰しない。2前項の規定の適⽤について、公訴が提起されるに⾄っていない⼈の犯罪⾏為に関する事実は、公共の利害に関する事実とみなす。」起訴前の犯罪報道は名誉毀損罪に当たるか。
→当たらない。#法制度想定問題— だいてつ(ほしぞら) (@hoshizora1997) December 26, 2016
第6問「第1項及び第2項若しくは第3項乃至第5項並びに第6項又は第7項」という文言がさす第1条から第7条までの関係性を答えよ
→((1and2)or(3〜5))and(6or7)#法制度想定問題— だいてつ(ほしぞら) (@hoshizora1997) December 26, 2016
第7問 「馬の通行を禁じる」を拡張解釈、縮小解釈、反対解釈せよ
→「ロバもウマ科の一種だから、ロバも通行禁止」、「馬は通行禁止としか書いてないから子馬は通行して良い」、「ロバは馬ではないのでロバは通行して良い。」#法制度想定問題— だいてつ(ほしぞら) (@hoshizora1997) December 26, 2016
第8問「消費者契約法」は公法か私法か。
→私法。(私人関係を規律している法だから。)#法制度想定問題— だいてつ(ほしぞら) (@hoshizora1997) December 26, 2016
第8問「消費者契約法」は公法か私法か。
→私法。(私人関係を規律している法だから。)#法制度想定問題— だいてつ(ほしぞら) (@hoshizora1997) December 26, 2016
第9問 消費者契約法と民法、優先されるのはどちらか。理由を併せて答えよ。
→一般法である民法よりも特別法である消費者契約法が優先される。#法制度想定問題— だいてつ(ほしぞら) (@hoshizora1997) December 26, 2016
第10問 あなたは検問で飲酒運転で捕まりました。法的に問われる可能性のある責任を答えよ。
→刑事責任と行政責任
被害者が存在しないため、民事責任は発生しないが、道路交通法違反による刑事責任(懲役・罰金)と行政責任(免停)が問われる。#法制度想定問題— だいてつ(ほしぞら) (@hoshizora1997) December 26, 2016
第11問 実体法と手続法の例を一つづつあげよ。
→実体法:民法(民事実体法)、刑法(刑事実体法)など
手続法:民事訴訟法(民事手続法)、刑事訴訟法(刑事手続法)#法制度想定問題— だいてつ(ほしぞら) (@hoshizora1997) December 26, 2016
第12問 消費者保護法では法律内に定義が書かれていない。このような場合、定義は何によって行われるか。
→内閣により制定される政令や各省大臣により制定される省令。#法制度想定問題— だいてつ(ほしぞら) (@hoshizora1997) December 26, 2016
第12問 三審制の原則から”外れる”例を一つあげよ。
→地裁、高裁、最高裁(破棄差し戻し)、差戻後高裁(上告、上告受理申立)、差戻後最高裁#法制度想定問題— だいてつ(ほしぞら) (@hoshizora1997) December 26, 2016
第13問 判決の結論を読みたい時、どこを読めば良いか。
→主文#法制度想定問題— だいてつ(ほしぞら) (@hoshizora1997) December 26, 2016
第13問 近代憲法の原則を三つ述べよ。
→1国民の政治参加(間接民主制)、2権力分立(権力濫用や恣意的行使の防止)、3基本権の保証(個人の基本権に対しての国家権力の介入を禁ずる)#法制度想定問題— だいてつ(ほしぞら) (@hoshizora1997) December 26, 2016
第14問 現代憲法の原則を5つ挙げよ。
→前問の3つに加え、4社会権の保障(国家権力の積極的な関与による実質上の自由と平等の実現 例:生存権)、5憲法の国際化#法制度想定問題— だいてつ(ほしぞら) (@hoshizora1997) December 26, 2016
第15問【補足訂正済】 日本の憲法は硬性憲法か軟性憲法か。
→硬性憲法。(通常の立法手続き(衆議院・参議院で過半数)よりも厳重な手続き(両議院の総議員の3分の2かつ国民投票で過半数)によってのみ改正できるから。)#法制度想定問題— だいてつ(ほしぞら) (@hoshizora1997) December 26, 2016
第16問 大日本帝国憲法から日本国憲法へは「改正」となっているが、憲法の基本原理は改正手続きでは変更できず、これを革命とする考え方をなんというか。
→改正限界説。革命は8月革命と呼ばれる。#法制度想定問題— だいてつ(ほしぞら) (@hoshizora1997) December 26, 2016
第17問「国民主権」が指す「主権」は「領土主権」、「最高独立性」、「国家の最終意思決定権」のどれか。
→「国家の最終意思決定権」#法制度想定問題— だいてつ(ほしぞら) (@hoshizora1997) December 26, 2016
第18問 アメリカ大統領選挙は近代選挙の原則に即しているか。即していないならなんの要件を満たしていないか。
→直接選挙の要件を満たしていないから近代選挙の原則に即していない。#法制度想定問題— だいてつ(ほしぞら) (@hoshizora1997) December 26, 2016
第19問【修正済】 今上天皇の生前退位が現状叶えられていない理由を述べよ。
→皇室典範4条により天皇の生前退位は認められていないため。なお、女性天皇を認めていないのも世襲制を定めているのも憲法ではなく皇室典範である。#法制度想定問題— だいてつ(ほしぞら) (@hoshizora1997) December 26, 2016
第20問 自衛隊の合憲性の判断を裁判所は「“国家統治の基本に関する高度な政治性”を有する国家の行為については、司法審査の対象から除外すべき」として行わなかった。この論理をなんというか。
→統治行為論#法制度想定問題— だいてつ(ほしぞら) (@hoshizora1997) December 26, 2016
第21問 「1対多通信の」インターネットの投稿には通信の秘密が保証されるか。
→原則として保証される(電気通信事業法による)。しかし、特定電気通信に当たるため、プロバイダ責任制限法が適用されるため、他者の権利侵害等を回避するための対処が求められることがある。#法制度想定問題— だいてつ(ほしぞら) (@hoshizora1997) December 26, 2016
第22問 人権は絶対無制約ではなく、他人の有する人権との調整による内在的制約が生じるが、この調整原理として憲法では何を定めているか。
→公共の福祉(憲法13条)#法制度想定問題— だいてつ(ほしぞら) (@hoshizora1997) December 26, 2016
第23問 憲法で規定された生存権について、朝日訴訟において最高裁は憲法の規定は国政に重要な指針を与えるものであるが個々の国民に具体的な権利を与えるものではない、と判断した。この考え方をなんというか。
→プログラム規定法#法制度想定問題— だいてつ(ほしぞら) (@hoshizora1997) December 26, 2016
第24問 教科書検定に関する家永訴訟では、教科書の内容を決定する権利が国民にあるのか国家にあるのかで議論を呼んだ。これら二つの立場の根拠となる説をそれぞれなんというか。
・国民教育権説、国家教育権説#法制度想定問題— だいてつ(ほしぞら) (@hoshizora1997) December 26, 2016
第25問 法の下の平等が定められているが、解釈により、人間の差異を無視して平等に扱うことを求めているわけではない、とされる。この考え方をなんというか。
→合理的差別の許容。(累進課税や婚姻適齢、強姦罪、生理休暇などがある)#法制度想定問題— だいてつ(ほしぞら) (@hoshizora1997) December 26, 2016
第26問 名誉権やプライバシー権等の新しい人権の根拠となる憲法上の権利は何か。
→幸福追求権・包括的基本権(13条)#法制度想定問題— だいてつ(ほしぞら) (@hoshizora1997) December 26, 2016
第27問 知る権利の根拠となる憲法上の権利は何か。
→表現の自由。送り手の自由だけを保養しても国民が情報を受領できないと、国民主権を支える仕組みにならないことから、受け手の自由も表現の自由の拡大とされる。#法制度想定問題— だいてつ(ほしぞら) (@hoshizora1997) December 26, 2016
第28問 次のうち、国民の義務でないものはどれ?
1教育を受けさせる
2教育を受ける
3勤労
4納税
→2。憲法上の国民の義務規定は1、3、4の3つだけ。#法制度想定問題— だいてつ(ほしぞら) (@hoshizora1997) December 26, 2016
第29問誤っている文はどれ?
1国会は国民と最も密接な関係を持つ国権の最高機関であるから他の機関よりも優遇される
2内閣は国会のコントロール下にある
3日本国憲法では行政裁判所を設置できない
→1(重要なだけで他の機関と同等)(2民主的責任行政3特別裁判所の禁止)#法制度想定問題— だいてつ(ほしぞら) (@hoshizora1997) December 26, 2016
第30問誤っている文はどれ?
1国立国会図書館は国会議員への情報提供業務を行なっている
2国会の会期中に議決に至らなかった議案は次の会期に決議持ち越しとなる
3私立学校は公の支配に属している
→2(廃案となる)(3私立学校も私立学校法等によって属すと解釈される)#法制度想定問題— だいてつ(ほしぞら) (@hoshizora1997) December 26, 2016
第31問正しい文はどれ?
1内閣は法律が憲法違反だと考えた場合は執行を差し止めできる
2条約は国内法的効力を持たないので、別途立法が必要となる。
3下級裁判所にも違憲立法審査権がある
→3(1誠実に執行する必要がある、2最近は国内法的効力を持つとされる)#法制度想定問題— だいてつ(ほしぞら) (@hoshizora1997) December 26, 2016
第32問正しい文はどれ?
1違憲判決と同時に当該法律の条項は無効化される
2東京23区は地方公共団体である
3法令に抵触する条例であっても制定できることがある
→3(抵触するのが他地域にのみ適用される法令の場合)(1改廃は国会のみが行える)#法制度想定問題— だいてつ(ほしぞら) (@hoshizora1997) December 26, 2016
第33問 民法における契約自由の原則の根拠となる憲法条文を挙げよ。
→職業選択の自由・営業の自由(第22条)#法制度想定問題— だいてつ(ほしぞら) (@hoshizora1997) December 26, 2016
第34問正しいものを選べ
1口約束も有効な契約である
2住民票は本人しか取得できない
3双方の合意があれば任意の民法の規定を排除して契約できる
→1(2住民票は他人が取得できる、3任意規定は排除できるが、強行規定は排除できない 例:愛人契約)#法制度想定問題— だいてつ(ほしぞら) (@hoshizora1997) December 26, 2016
第35問誤っているものを選べ
1人に対して何か要求できる権利を債権、生じる義務を債務という。
2特に契約関係がなくても債務を負うことがある
3サイトの利用規約は記名押印がないため契約として認められない
→3(認められる)(2交通事故による損害賠償債務など)#法制度想定問題— だいてつ(ほしぞら) (@hoshizora1997) December 26, 2016
第36問誤っているものを選べ
1胎児には権利能力がない
2未成年の行為能力は制限される
3契約は申し込みに対する承諾の意思表示があった時に成立し、必ずしも契約書を必要としない。
→1(損害賠償・相続等で能力有)(2法定代理人の承諾必須3契約書は確認書類)#法制度想定問題— だいてつ(ほしぞら) (@hoshizora1997) December 26, 2016
第37問 誤っているものを選べ
1代理人が権限外の法律行為をした場合でも無効化できないことがある
2サラ金の過払金の請求権は10年たつと消滅する
3訴訟提起されると時効の進行が中断しリセットされる
2(時効満了時も債務者が援用しなければ権利は継続)(1表見代理)#法制度想定問題— だいてつ(ほしぞら) (@hoshizora1997) December 26, 2016
第38問 AさんはBさんから土地を買い取る売買契約を結んだが、代金を払わず、登記もせずに放置していた。この時、土地の所有者は誰か。
→Aさん(契約が結ばれた時点で意思主義が適用される。なお、Aさんは登記するまで所有権を主張することはできない※対抗要件)#法制度想定問題— だいてつ(ほしぞら) (@hoshizora1997) December 26, 2016
第39問 誤っているものを選べ
1動産における引き渡しは不動産における登記と同じ対抗要件
2よく使用される契約を有名契約という
3守秘義務契約は無名契約である
→2(有名契約=民法に名前がある契約)#法制度想定問題— だいてつ(ほしぞら) (@hoshizora1997) December 26, 2016
第40問 誤っているものを選べ
1第三者が弁済できる
2債権者が認めれば代物で弁済できる
3ふたりが互いに同種の債務を抱える場合、双方が認めれば相殺できる
→3(片方の意思で良い。意思表示した側の債権を自動債権、逆を受動債権という)#法制度想定問題— だいてつ(ほしぞら) (@hoshizora1997) December 26, 2016
第41問 Aが自己の持つ100万円の債権をBとC両方にそれぞれ80万円で譲渡する契約(二重譲渡)をした。債権譲渡通知はまずBに届き、その後Cに届いたものとする。この時債権者は誰か。
→B(契約時期に関わらず、債権譲渡通知が先に届いた方が債権者となる)#法制度想定問題— だいてつ(ほしぞら) (@hoshizora1997) December 26, 2016
第42問 正しいものを選べ
1民法ではレシートがある場合、販売者は返品に応じる必要がある。
2特定商取引法により、消費者はいかなる場合も理由なく契約解除が行える。
3当事者の一方が債務を履行しない場合損害賠償請求できる
→3(債務不履行)(1義務なし2条件有り)#法制度想定問題— だいてつ(ほしぞら) (@hoshizora1997) December 26, 2016
第43問 AとBはそれぞれCの借金の保証人、連帯保証人になった。ある日、AとBは債権者から借金の返済を求められた。Cにはまだ支払い能力があるという。この時、AとBは債権者にCに請求するよう請求できるか。
→AはできるがBはできない(催告の抗弁の有無)#法制度想定問題— だいてつ(ほしぞら) (@hoshizora1997) December 26, 2016
第44問 AとBは夫婦でA,BとBの父Cの三人で暮らしていたが、Bが死去した。AはCの扶養義務があるか。
→Bが死去してもAが姻族関係終了届を提出するまでは関係が維持されるため、家庭裁判所により扶養義務を負わせられる可能性がある。#法制度想定問題— だいてつ(ほしぞら) (@hoshizora1997) December 26, 2016
第45問A,Bの間に非嫡出子Cと嫡出子Dがいる。そして、AとEの間嫡出子F、Gがいる。既にA,B,Eが死去している時、Fが死去した。このとき、C,D,Gの法定遺産相続割合はどうなるか。
→C,DはGの半分つまり1:1:2(非嫡出子・嫡出子の無差別化、半血兄弟姉妹)#法制度想定問題— だいてつ(ほしぞら) (@hoshizora1997) December 26, 2016
第46問正しいものを選べ
116歳が遺した遺言は有効である。
2故人の死去から3ヶ月経つと相続放棄できない
3全ての遺言は家庭裁判所の検認を必要とする
→1(2相続開始を知ってから三ヶ月3公正証書遺言は検認不要)#法制度想定問題— だいてつ(ほしぞら) (@hoshizora1997) December 26, 2016
第47問 刑法の機能として正しくないものはどれ
1法益保護機能
2自由保障機能
3報復保障機能
→3(1国家、社会、個人の法益を守るとともに、犯罪の発生を予防する一般予防。2NGなものを明確にし、それ以外は自由にして良いとする。文理解釈が原則)#法制度想定問題— だいてつ(ほしぞら) (@hoshizora1997) December 26, 2016
第48問構成要件に該当しても違法かつ有責に該当しない場合をあげよ
→違法性阻却事由や責任阻却事由が認められる場合(例:正当防衛や刑事未成年)#法制度想定問題— だいてつ(ほしぞら) (@hoshizora1997) December 26, 2016
第49問誤っているものを選べ
1丑の刻参りは現実的危険性がないため殺人罪の実行行為と言えない
2殺人行為の後死に至った場合因果関係が見当たらなくても関係性を推定し殺人罪を適用する
3保護責任者遺棄致死罪は真正不作為犯である
→2(因果関係がない場合殺人未遂)#法制度想定問題— だいてつ(ほしぞら) (@hoshizora1997) December 26, 2016
第50問誤っているものを選べ
1性的意図がなく他人を強制的に裸にした場合は強制わいせつ罪
2お釣りが多いことを知りながらそのまま認容したら詐欺罪
3窃盗罪には過失犯処罰規定がないため、過失窃盗は処罰されない
→1(主観的構成要件)(2未必の故意)#法制度想定問題— だいてつ(ほしぞら) (@hoshizora1997) December 26, 2016
第51問違法性が阻却される事由として誤っているものを選べ
1ナイフで刺されそうになったのでバットで殴り追い払った
2ナイフで刺されそうになったのでバットでボコボコに殴り殺してしまった
3医者がメスで患者を切った
→2(過剰防衛)(1正当防衛3正当行為)#法制度想定問題— だいてつ(ほしぞら) (@hoshizora1997) December 26, 2016
第52問違法性が阻却される事由として誤っているものを選べ
1Aを刺し殺したらBもナイフを忍ばせAを殺そうとしていた
2二人乗り船が難破し救命ボートが一人分しかなく相手を見殺しにした
3銃で撃たれ避けたら後ろにいた友人に当たった
→1(偶然防衛)(23緊急避難)#法制度想定問題— だいてつ(ほしぞら) (@hoshizora1997) December 26, 2016
第53問責任阻却事由として誤っているものを選べ
1泥酔した状態であった
214歳未満であった
3先天性の障害により行動制御能力を欠いていた
4老衰により重度の認知症を発症していた
→1(心神耗弱と認められない)(2刑事未成年3心神喪失4心神耗弱)#法制度想定問題— だいてつ(ほしぞら) (@hoshizora1997) December 26, 2016
第54問責任阻却事由として誤っているものを選べ
1法律を知らなかったと供述した
2映倫委員会を通過した映画を上映したら猥褻罪に問われた
3内ポケットに手を入れたので撃たれると思い咄嗟にけがを負わせた
→1(違法性の意識無)(2違法性の意識の可能性無3誤想防衛)#法制度想定問題— だいてつ(ほしぞら) (@hoshizora1997) December 26, 2016
第55問誤っているものを選べ
1執行猶予満了により前科・逮捕歴が消滅する
2刑の執行終了から5年以内に罪を犯した場合懲役が2倍になることがある
3殺人罪に執行猶予がつくことがある
→1(消滅は前科のみ)(3情状酌量により下限の半分=2年半まで刑期を減らせる)#法制度想定問題— だいてつ(ほしぞら) (@hoshizora1997) December 26, 2016
第56問誤っているものを選べ
1暴行を加え傷害に至らなかった場合暴行罪、至った場合傷害罪
2傷害・殺人の故意なく死傷した場合は罰金刑である
3業務上過失致死傷の業務は仕事である必要がある
→3(業務=社会生活上の地位に基づき反復継続するもの)(1結果的加重犯)#法制度想定問題— だいてつ(ほしぞら) (@hoshizora1997) December 26, 2016
第57問誤っているものを選べ
1自動車の運転により人を死傷させた場合は業務上過失致死罪ではなく過失運転致死傷罪等が適用される
2公益目的、公共性と真実性が認められる場合、名誉毀損罪の違法性は阻却される
3事実を摘示しない場合も名誉毀損罪は成立する
→3(侮辱罪)#法制度想定問題— だいてつ(ほしぞら) (@hoshizora1997) December 26, 2016
第58問誤っているものを選べ
1無断でPCからデータを抜き取ったら窃盗罪
2駐輪場で友人の自転車を見つけ借りて使い元に戻したら窃盗罪でない
3駐輪場で見つけた友人の自転車を壊すために持ち出したが窃盗罪でない
→1(デジタル万引は窃盗でない)(23不法領得の意思無)#法制度想定問題— だいてつ(ほしぞら) (@hoshizora1997) December 26, 2016
第59問強盗罪と恐喝罪の違いを述べよ
反抗抑圧に該当する程度の暴行脅迫を伴うか否か#法制度想定問題— だいてつ(ほしぞら) (@hoshizora1997) December 26, 2016
第60問詐欺罪に該当しないものを選べ
1最初から逃げるつもりでラーメンを注文
2食べ終わってからお金がないことに気づき「おかねをとってくる」と言って逃げた
3食べ終わってからお金がないことに気づきそのまま逃げた
→3(詐欺不成立、利益窃盗で犯罪不成立)#法制度想定問題— だいてつ(ほしぞら) (@hoshizora1997) December 26, 2016
この先作り足すことが果たしてあるのだろうか。。。。
※授業資料に基づいて作成していますが、内容の正しさについては保証できません。